クラッシュからの復帰、チーム一丸での完走を果たす
RESULT
- VAN DAM CARLO
- SCHRICK TIM
- SASAKI KOTA
- KUBO RINTARO
DETAIL
SUBARU/STIチームは2025年6月19日~22日(日)にドイツ・ニュルブルクリンクで開催された第53回ニュルブルクリンク24時間レースにWRX S4をベースとする「SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025」(ゼッケン88)で参戦しました。
天気に翻弄された去年とは一転、今年はレースウィークを通じて好天に恵まれました。
公式予選では佐々木孝太が8分56秒629を記録。*SP4Tクラストップ、総合52番手相当のタイムで、グループ3のポールポジションから決勝に臨みます。
*SP4Tクラス…2.0L以上2.6L未満のターボ車がエントリーするクラス。
決勝は16時にスタート。序盤は順調にポジションを上げていきますが、施設側の停電トラブルにより約2時間の赤旗中断。再開後はグリッド再整列からセーフティカー先導でレースが進みました。
その後、アーデナウの下りコーナーで周回遅れ車との接触を受け、ティム・シュリックが乗る88号車はスピンしフロントからガードレールにヒット。ボディ外装に加え、エキゾーストパイプ、マフラー、アップライト、サスペンションアーム、ドライブシャフト、ディファレンシャル、サブフレームにまで損傷が及ぶ厳しい状況となります。
幸いにも車両はスロー走行でピットへ戻ることができ、メカニックたちによる約5時間に及ぶ懸命の修復作業が始まりました。フロント部分はラリー競技で車体修正に慣れているメンバーがフレーム修正機などを使って変形を修正。リヤ部分は、ディーラーメカ達が文字通り力を合わせて変形修正を進めます。ピッドガレージ内にハンマーの音が鳴り響きます。
左後ろのアーム類の交換やアライメントの取り直し、各部の再点検を経て、夜明けの5時15分頃にコースへ復帰。復帰時点での順位は総合119位、クラス2位でした。
復帰後はマシンのコンディションが良好であることをドライバー陣が確認。昼前後の高温(気温35度、路温50度)という過酷な環境下でも、9周スティントの運用や燃費マネジメントが機能し、周回ごとに着実な追い上げを見せます。
終盤は佐々木孝太からティム・シュリックへとバトンが渡り、最後のスティントでチェッカーフラッグを目指す走りを継続。レースは16時過ぎにチェッカーが振られ、88号車は総周回数94周(約2,386.5km)でフィニッシュ、参加台数136台中総合76位、SP4Tクラス2位で完走を果たしました。
途中見舞われたクラッシュからの復帰と完走は、車両の耐久性・整備性に加え、チームの現場力の高さを証明しました。
MACHINE
- ベース車両
- SUBARU WRX S4
- 全長/全幅/全高/
ホイールベース - 5,270mm / 1,900mm / 1,390mm / 2,690mm
- 車両重量
- 1,290Kg
- エンジン
- FA24 BOXER DOHC 16バルブ AVCS シングルスクロールターボ
- 総排気量
- 2,387(cc)
- 最高出力
/最大トルク - 280kw(380PS)/5,500rpm 590Nm(60kgf・m)/3,500rpm
- トランスミッション
- 6速シーケンシャルギヤボックス+パドルシフト
- クラッチ
- 小倉クラッチ製 5.5インチマルチプレート
- サスペンション
- フロント : ストラット / リヤ : ダブルウィッシュボーン
- タイヤ / ホイール
- FALKEN / BBS製18x11J
- ブレーキ
- フロント:6ポット / リヤ:4ポット
