これまでSTIコンプリートカーなどの開発に活用してきたニュルブルクリンクに、私達STIは特別の想いを持っています。
量産車を開発する技術と思想を駆使してモータースポーツに挑み、勝利を目指しているのです。
特殊な環境にのみ適し、レース距離または時間だけの性能を求められる純レースカーと比べ、
量産車では、操作性、安全性、快適性、耐久性、機能性、静粛性、環境性能…
それこそ、気の遠くなるような試験と検証を何度も繰り返してつくりあげる技術が求められます。
こういった量産車開発技術は、ニュルブルクリンクのような「一般道の延長」といえるサーキットにおけるレースでも
十分に通用すると確信しています。
レースコースの8割を占める 20.832kmにも及びグリーンヘル(緑の地獄)の異名を持つオールドコースは、
世界中のあらゆる道の厳しい要素を凝縮していると言われています。アップダウンが激しく、
大小とりまぜた170以上のコーナーはもとより、ブラインドクレストさえも存在し、
エスケープゾーンがなくガードレールがコース脇に迫るところなどは、
まるでクルマの仕上がり具合とドライバーの腕を意地悪く試しているかのようです。
そのうえ、天候も変わりやすく、夜中には辺りは真っ暗になってしまい、レースカーのヘッドライトだけが頼りとなります。
このように過酷な条件だからこそ、ニュルブルクリンクは、
「どんな道も気持ちよく走れること」を目的にクルマづくりやパーツづくりに取り組むSTIが
開発と実証の場として活用しているのです。